(Vol.01) 個人間売買に伴う名義変更トラブルを避けるための新提案
名義変更にまつわるトラブルとは
行政書士の青木です。
自動車登録業務を専門に日々走り回っております。
コラム第1回目のテーマは
「個人間売買に伴う名義変更トラブルを避けるための新提案」です。
個人間売買により名義変更を行う場合、
新しい所有者が名義変更の手続きを行うことが多いと思います。
一般的には以下の流れで進めていくことになります。
A:旧所有者 B:新所有者
(1) 個人間売買が成立(ヤフオクなど)
↓
(2) BがAのところへ出向き、車両と書類を預かる
(または陸送業者を使って車と書類が運ばれてくる)
↓
(3) Bの責任にて名義変更手続きを行う
↓
(4) BからAへ名義変更完了の通知を行う
当事務所へご依頼いただく場合も
ほとんどがこの流れに沿っていて、
新所有者からのご依頼が圧倒的に多いです。
名義変更にかかる費用は新所有者が負担するというケースが多いので、
このような流れが一般的になるのだと思います。
しかし、新所有者がきちんと手続きしてくれる人ばかりではありません。
中には次のようなトラブルに発展することも少なくありません。
<事例1>
新所有者が名義変更をしてくれない。
そのうえ、交通違反の通知書や、税金の納付書が旧所有者宛てに届いてしまう。
ついには新所有者とは連絡が取れなくなってしまった・・・
<事例2>
名義変更を行う前に新所有者が事故を起こした。
名義変更前であったため、任意保険に入っておらず、
旧所有者がトラブルに巻き込まれてしまった・・・
私自身、事例1を経験したことがあります。
10年以上前の出来事ですが、
当時の愛車(VWゴルフ)をヤフオクに出品し成約。
落札者へ、期日までに名義変更をするよう約束してもらいました。
しかし、その期日を過ぎても落札者から連絡はなし。
こちらから連絡をしたところ、
今忙しいので少し時間がかかるとのこと。
その後数日経っても相手からの連絡はなく、
しびれを切らし「どうなりましたか?」と連絡をしたら、
相手は逆切れし、罵詈雑言を浴びせられました。
こちらも応戦しようと思いましたが、
車両を相手方に取られている状況ですので、
コトを大きくしてしまうとこちらが不利だと判断し、
とにかく穏便に、何とか手続きを進めていただくようお願いをしました。
その後、相手は名義変更をしていただき、
税金や交通違反といったトラブルまでは発展することはありませんでしたが、
何より、自分が大切にしてきた愛車を
あんな人間に乗られるのだと考えると
とても悔しく、悲しい思いをしたことを思い出します。
旧所有者に知っておいてほしいリスク
今現在、行政書士という仕事をしていても、
名義変更にまつわるトラブル、ご相談はとても多いです。
そして、その相談の多くは、旧所有者からのご相談です。
個人間売買という取引は、
旧所有者側にリスクの高い取引であるということを
旧所有者はもっと知るべきです。
そして、そのことを、
予防法務の専門家である我々行政書士が
もっと伝えていかなくてはならないことだと考えています。
(トラブルになった事件は弁護士の範囲のため、行政書士ができることは限られます)
名義変更に関するトラブルを避けるには
どうすれば良いか。
行政書士を使って手続きを進めるという方法もありますが、
それでは事例2は防げませんし、
事例1の交通違反リスクも残ります。
より網羅的にトラブルを防ぐ方法がこれです。
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